◎ 平成22年度以前に開催したマスコミ工学研究会
 
平成21年度第1回マスコミ工学研究会座談会
期日: 平成21年4月23日(木)18:00〜19:00
場所: 筑波大学3L棟307号室
テーマ: これからの工学
ゲスト: 荒井裕彦(産業技術総合研究所)
司会:  掛谷英紀
概要: 昨年の本研究会で、荒井先生に「学術的ロボット研究の問題点」と題するご講演をいただいた。そこで紹介されたロボット工学の研究目的の虚構性に関する論考は、その後各所で大きな反響を呼んでいる。もちろん、虚構の研究目的を掲げる行為はロボット分野に限らず、工学全般に見らる。今回の座談会では、はこれからの工学についてざっくばらんに意見交換することを目的とする。

平成20年度第1回マスコミ工学研究会講演会
期日: 平成20年4月24日(木)17:30〜19:00
場所: 筑波大学3L棟307号室
演題: 学術的ロボット研究の問題点
講演者: 荒井裕彦(産業技術総合研究所)
概要: ロボット工学における産学の乖離の原因となる,学術的なロボット研究の問題点について,具体的な事例に基づいて考察し,研究の前提となる研究目的の虚構性ということを指摘する.また,現在のロボット研究の方向性を支配する,「製造業分野を脱却して極限作業・人間共存などの非製造業分野に進出することにより,ロボットの市場は飛躍的に拡大する」という説について,その成立過程にさかのぼって疑問を呈する.  
荒井裕彦先生の講演ビデオ
 
平成19年度第1回マスコミ工学研究会講演会(兼第55回リスク工学研究会)
期日: 平成20年3月6日(木)18:00〜20:00
場所: 筑波大学総合B棟0110号室
演題: リスクはなぜ正確に伝わらないのか: 報道の課題
講演者: 西澤 真理子・リテラシー(リテラジャパン)代表
概要: オゾン層破壊や地球温暖化報道など,メディアは自然や健康問題に警鐘を鳴らす大きな役割を果たしている.しかしメディアは2面性を持っており,科学・技術の持つ不確実性をセンセーショナルに伝え,過度の不安をあおっているのも事実である.メディアのリスク増幅もしくは希薄作用においては,メディアは情報フィルターとして機能し,「事実」と「社会に伝わるイメージ」が別のものとなる.本発表では,リスク増幅,希薄の例として,BSE,低周波電磁界,遺伝子組み換え作物,そして,抗うつ剤と自殺という最近の新聞報道例を取り上げ,リスク報道の現状と課題について議論する.

平成18年度第1回マスコミ工学研究会講演会
期日: 平成18年6月8日(木)13:00〜16:00
場所: 筑波大学3L307号室
演題: 社会的ジレンマ解消のための実務的方略
    −都市交通問題における態度・行動変容研究とコミュニケーション−
講演者: 谷口綾子・筑波大学講師
概要: 「悪いとわかっているが,自分一人くらい...」.このような意識が引き起 こす社会問題は社会的ジレンマと呼ばれる.社会的ジレンマの様相を帯びた現代 の都市交通問題において根源的な問題は「過度な自動車利用」である.これを抑 制するため,環境リスク・コミュニケーションや説得,態度・行動変容の諸理論 を援用した情報提供やコミュニケーション等により,自発的な態度・行動変容を 促すための施策をモビリティ・マネジメント(MM)という. MMの手法には様々な ものがあるが,居住者対象,小学生対象,そして公共交通利用促進のためのMMに ついて,紹介する.
 
平成17年度第4回マスコミ工学研究会講演会
期日: 平成18年2月28日(火)
場所: 筑波大学3L307号室
講演1:17:30〜18:00 演題:メディアの意図的編集を可視化するシステム 講師:角谷政宏(筑波大学)
講演2:18:00〜20:00 演題:暴走する格差論 講師:白波瀬佐和子助教授(筑波大学)
概要(講演2):最近,格差論,不平等論が氾濫している。本講演では,暴走する格差論・不平等論に対する個人的な見解を述べたい。拙書『少子高齢社会のみえない格差』での議論や,最近の経済格差に関する分析結果に言及しながら,「格差とは」「不平等とは」といった基本的な問題から,最近高まる人々の不平等意識を取り上げる。

平成17年度第3回マスコミ工学研究会懇話会「赤川先生を囲む会」
期日: 平成17年12月2日(金)
時間: 20時15分〜22時15分
場所: 筑波大学第3学群L棟307号室
話題提供者:赤川学先生(信州大学)
ゲスト:平山るみ先生(京都大学)

平成17年度第2回マスコミ工学研究会講演会
期日: 平成17年9月16日(金)
時間: 18時00分〜20時00分
場所: 筑波大学総合研究棟B棟1F公開講義室
講演者: 栗原宏文・愛媛大学教授
演題: ネットを活用したメディアリテラシー教育 〜歴史教科書問題を題材に〜


平成17年度第1回マスコミ工学研究会講演会
期日: 平成17年5月27日(金)
時間: 17時00分〜18時50分(講演会),19時00分〜20時50分(座談会)
場所: 筑波大学総合研究棟B棟1F公開講義室
講演者: 神名龍子
演題: 性的マイノリティとメディア −現象学の視点から
概要: セクシャルマイノリティはどのように語られ、また自らを語ってい るのか。このことから、社会とセクシャルマイノリティとの「関わ り方」が浮かび上がってくる。また、セクシャルマイノリティがメ ディアで・謔闖繧ーられる際には、「オカマ」や「ホモ」などの語 が、いわゆる「差別語」として問題視されることもある。今回は、 性同一性障害やトランスジェンダーの例を中心に取り上げ、従来の 運動論の問題点を批判的に検討しつつ、人々の実感に根ざした現実 的で無理のない問題解決(マジョリティとマイノリティとの共通了 解の成立)の可能性について考察する。

平成16年度第4回マスコミ工学研究会
日時: 平成17年3月30日(木)14時00分〜20時00分
場所: 情報通信研究機構けいはんな情報通信融合研究センター
講演1 機械学習に基づく言語処理 村田真樹(情報通信研究機構)
講演2 言論責任保証事業の試み 掛谷英紀(筑波大学)
講演3 メーリングリストを利用した質問応答システムのための知識獲得 渡辺靖彦(龍谷大学)
講演4 遠隔操作取材ロボットの研究 木村哲也(筑波大学)

マスコミ工学研究会第10回記念講演会(平成16年度第3回研究会)
日時: 平成16年9月15日(水)16時30分〜18時30分
場所: 筑波大学春日キャンパス情報メディアユニオン2F 情報メディアホール
講演者:林衛(NPO法人サイエンス・コミュニケーション理事)
演題:日本の科学ジャーナリズム・科学コミュニケーション共通の課題
概要:日本の科学ジャーナリズムは,欧米に比べて実力の低いとの批判がされる.し かし,それらの批判の多くは,印象批評にとどまることが多い.出版,新聞, 放送,フリーランスの実態,ジャーナリズム教育,読者や視聴者の指向など, 科学ジャーナリズムや科学コミュニケーション活動にかかわる全体像を考慮し た上で,本当の課題が何であるのか検討をおこなっている. その結果から,「科学者の科学離れ」の克服,研究機関による科学コミュ ニケーションの研究と実践の必要性が指摘できる.

平成16年度第2回マスコミ工学研究会
日時: 平成16年6月28日(月) 17時30分〜19時30分
場所: 筑波大学第3学群L棟307号室
講演者: 松林麻実子講師(筑波大学知的コミュニティ基盤研究センター)
演題:図書館情報学および社会情報学の領域におけるメディア研究の動向とメディア観
概要:“マスメディアとは何か”であるとか“マスメディアは何を伝えてい るのか”という問題は,図書館情報学および社会情報学の分野におい ても,継続的に取り扱われてきたものである。ここでは,両分野において 近年注目されているメディア・ビオトープ論やテレビニュースのアーカイブ に関する問題,メディアの伝える内容と構造との関係などについて,これ までの研究成果の概要を紹介するとともに,その根底にあるメディア観 について考察したい。

平成16年度第1回マスコミ工学研究会
日時: 平成16年4月6日(火) 17時00分〜19時00分
場所: 筑波大学第3学群L棟307号室
講演者: 内山洋司(筑波大学機能工学系教授)
題目: エネルギーを巡るリスク問題
概要: エネルギーは社会で水や空気のように無意識に使われている。社会の要求を満たす エネルギーを確保していくには資源の安定供給と使いやすいエネルギーにするための 供給設備の建設が必要になる。しかし、エネルギーの供給には政治、経済、社会、安 全、環境面で数多くのリスクがある。エネルギーを取り巻く最近の情勢と中長期から 見たエネルギー問題を概観し、エネルギーリスクとは何かについて解説する。

平成15年度第5回マスコミ工学研究会
日時: 平成16年3月1日(月) 17時30分〜19時30分
場所: 筑波大学第3学群L棟307号室
講演者: 庄司学(筑波大学機能工学系講師)
題目: 自然災害リスクに対する認知構造の分析とその利活用 
概要: 現在の自然災害に関するハード・ソフト両面からの対策はいずれもリスク情報を 提供する立場の視点に基づいたものがほとんどであり,リスク情報の受け手とな る主体の立場に立った視点が欠いたものとなっている.ここでは,自然災害の中 でも特に地震災害に着目し,リスク情報の受け手の認知構造の分析をアンケート 調査結果に基づいて行うとともに,これらの分析を通じて浮かび上がった問題点 や今後の防災施策に向けた試案について論ずるものである.

平成15年度第4回マスコミ工学研究会
日時: 平成16年2月5日(木) 18時00分〜20時00分
場所: 筑波大学第3学群L棟307号室
講演者: 伊藤誠(筑波大学電子・情報工学系講師)
題目: 風評リスクに対する報道の功罪 
概要: ウィルスへの感染や有害物質による汚染への懸念により, 食品などの売れ行きが低下することがある.そうした事例は数多く 存在するが,事態が極めて悪化するものもあれ・ホ,被害が軽微で すむものもある.両者の違いは,関係組織・企業および政府の 対応や,テレビや新聞での報道のなされ方に依存するところが あると考えられる.本講演では,臨界事故,所沢のダイオキシン 問題,キンメダイなどの水銀含有問題といった例をとりあげ, それぞれどの程度の被害となったのか,状況の悪化・改善に 対して報道がいかなる役割を果たしたのかを考察する.

平成15年度第3回マスコミ工学研究会
日時: 平成15年12月10日(水) 17時30分〜19時30分
場所: 筑波大学第3学群L棟307号室
講演者: 掛谷英紀(筑波大学機能工学系講師)
題目: 工学から見たサイエンス・ウォーズ 
    〜マス・メディアによる科学技術報道の思想的背景を探る〜

平成15年度第2回マスコミ工学研究会
日時: 平成15年12月3日(水) 17時30分〜19時30分
場所: 筑波大学第3学群L棟307号室
講演者: 白川直樹(筑波大学機能工学系講師)
題目: 河川・ダム事業の意思決定とコンフリクトの発生について

平成15年度第1回マスコミ工学研究会
日時: 平成15年5月27日(火) 18時00分〜19時30分
場所: 筑波大学第3学群L棟307号室
講演者: 海後宗男(筑波大学現代語・現代文化学系講師)
題目: テレビ報道による受け手の<短絡化>〜メディアによるリスク情報伝達の問題
概要:
マス・メディアには人々の話題性や議題を左右する議題設定機能があり、この効果は 強力である。一方、マス・メディアのみでは必要なすべての情報を伝達することは不 可能であり、現状のように、それだけを情報源にしている一般の人々の場合、認知構 造の短絡化がおこりやすい。テレビ報道による受け手の認知構造の短絡化の仕組みと リスク情報の伝達との関連性や問題点を考察する。

平成14年度第2回研究会
日時: 平成15年3月18日(火) 17時30分〜19時00分
場所: 筑波大学第3学群L棟307号室
講演者: 遠藤靖典(筑波大学機能工学系講師)
題目: アンケートから見る人々のリスク認知
    −認知の程度は知識や関わり方で変わってくるか?−
概要:
 我々の周りには,日常生活の些細な事から,趣味や自然に関する事まで,いつも様々な出来事が起こっている.各々の事柄に関するリスク認知は,リスクという言葉の定義を含めて,人各々によって大きく異なるが,これまで,それらに対する定量的な考察は殆どなされていない.そこで,今回の講演では,約180人に対して行ったアンケート調査をもとにして,身近な21の事例に対する人々のリスク認知について考察する.特に,いくつかの事例について,その事例に対する知識や関わり方の程度の違いが人々のリスク認知に大きな違いをもたらすことが分かったので,併せて議論する.

平成14年度第1回研究会
日時: 平成14年10月11日
場所: 東京大学先端科学技術研究センター


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