マスコミ工学研究会
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科学技術とマスメディアの関係には、マスメディアの報道の対象の一つとしての科学技術という側面と、マスメディアのインフラを支える科学技術(電波、インターネット、印刷、流通など)という側面という双方向性があります。本研究会では、その両面から科学技術とマスメディアの関係を調べるとともに、その発展的な関係構築をエンジニアリング(工学)することを目指しています。このような視点で研究をする背景には、既存のマスメディア(新聞やテレビ)が、その力を背景に特定の集団やイデオロギーに有利な報道に偏向する傾向がしばしば見られることがあります。その中で、科学技術に関する情報も、変質した形で報道されていることが頻繁です。一方、情報技術の進歩により、新たなメディアとしてインターネットが急速に普及しています。この技術は、自由な情報発信により情報の多様化というメリットを生んでいる反面、無責任な情報発信という負の側面も併せ持っています。このような従来のマスコミュニケーションのあり方に対する改善策としては、社会的な制度面での対処法もありますが、科学技術(主に情報技術)が新たなハードウェア、ソフトウェアを提供することで、従来の問題点を克服する新たなマスコミュニケーション形態を実現するというアプローチを取ることも可能です。本研究会では、マスコミュニケーションに関・キる社会的側面にも十分配慮しつつ、新たに技術的な視点を盛り込むことにより、より良いマスメディアのあり方の構築に貢献することを目指したいと考えています。
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本研究会は、マスコミ問題に関する情報交換や共同の研究開発を行う機会の提供を目指します。研究のプライオリティの主張は控え、マスコミュニケーションのあり方を進歩させる技術が結果として生み出されることを重視するような交流の場にしたいと考えています。なお、本研究会は筑波大学システム情報工学研究科知能機能システム専攻視覚メディア研究室と特定非営利活動法人言論責任保証協会との共催の形で運営されています。
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◎ 今後開催予定のマスコミ工学研究会 |
平成25年度第1回マスコミ工学研究会講演会
期日: 平成25年5月9日(木)18:00〜19:00
場所: 筑波大学3L棟307教室
演題: 車両応答分析による橋梁損傷検知
講演者: 山本亮輔(筑波大学)
| ◎ 最近開催したマスコミ工学研究会 |
平成24年度第1回マスコミ工学研究会講演会
期日: 平成24年4月26日(木)18:10〜19:10
場所: 筑波大学総合B棟0110教室
演題: 2011年東北地方太平洋沖地震津波によるライフライン構造物の被害
講演者: 庄司学(筑波大学)
概要: 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震津波の作用と、道路網、電力施設、水処理施設等のライフライン構造物の物理的・機能的被害との関係について概説する。
| 平成23年度第1回マスコミ工学研究会講演会
期日: 平成23年4月21日(木)17:00〜18:50
場所: 筑波大学3A棟403教室
演題: 放射線生物学研究者からみた東日本大震災
- 本当に怖い放射線と本当は怖くない放射線 -
講演者: 松本義久(東京工業大学原子炉工学研究所)
概要: 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震とそれに伴う大津波は、東日本、特に東北
地方にまさしく未曾有の災害をもたらした。その中で、福島第一原発は冷却機能を失
い、今なお予断を許さぬ状況が続くとともに、放射性物質を放出し、その影響が懸念
されている。私は、大学時代以来約20年にわたり、放射線の生物作用と放射線に対す
る生体応答の機構を分子、すなわち、遺伝子、タンパク質レベルで明らかにすること
を目指して研究を行ってきた。最近、テレビ局などから依頼を受け、今回の事態に伴
う放射線の影響について解説を行っている。放射線を侮ってはいけないが、怖がり過
ぎてもいけない。少量の放射線を危惧するあまりに、大きなものを失うことがあるこ
とを今回目の当たりにしてきた。本講演では、放射線影響の基礎、今回見た放射線影
響の概要についてお話するとともに、私がこれまで学び、研究してきた放射線生物学
の原点に立ち返って、見つめ直してみたいと思う。
・講演スライド(pdf)
・講演ビデオ(flv)
| ◎ 平成17〜21年度に開催したマスコミ工学研究会 |
平成21年度第1回マスコミ工学研究会座談会
期日: 平成21年4月23日(木)18:00〜19:00
場所: 筑波大学3L棟307号室
テーマ: これからの工学
ゲスト: 荒井裕彦(産業技術総合研究所)
司会: 掛谷英紀
概要: 昨年の本研究会で、荒井先生に「学術的ロボット研究の問題点」と題するご講演をいただいた。そこで紹介されたロボット工学の研究目的の虚構性に関する論考は、その後各所で大きな反響を呼んでいる。もちろん、虚構の研究目的を掲げる行為はロボット分野に限らず、工学全般に見らる。今回の座談会では、はこれからの工学についてざっくばらんに意見交換することを目的とする。
| 平成20年度第1回マスコミ工学研究会講演会
期日: 平成20年4月24日(木)17:30〜19:00
場所: 筑波大学3L棟307号室
演題: 学術的ロボット研究の問題点
講演者: 荒井裕彦(産業技術総合研究所)
概要: ロボット工学における産学の乖離の原因となる,学術的なロボット研究の問題点について,具体的な事例に基づいて考察し,研究の前提となる研究目的の虚構性ということを指摘する.また,現在のロボット研究の方向性を支配する,「製造業分野を脱却して極限作業・人間共存などの非製造業分野に進出することにより,ロボットの市場は飛躍的に拡大する」という説について,その成立過程にさかのぼって疑問を呈する.
・荒井裕彦先生の講演ビデオ
| 平成19年度第1回マスコミ工学研究会講演会(兼第55回リスク工学研究会)
期日: 平成20年3月6日(木)18:00〜20:00
場所: 筑波大学総合B棟0110号室
演題: リスクはなぜ正確に伝わらないのか: 報道の課題
講演者: 西澤 真理子・リテラシー(リテラジャパン)代表
概要: オゾン層破壊や地球温暖化報道など,メディアは自然や健康問題に警鐘を鳴らす大きな役割を果たしている.しかしメディアは2面性を持っており,科学・技術の持つ不確実性をセンセーショナルに伝え,過度の不安をあおっているのも事実である.メディアのリスク増幅もしくは希薄作用においては,メディアは情報フィルターとして機能し,「事実」と「社会に伝わるイメージ」が別のものとなる.本発表では,リスク増幅,希薄の例として,BSE,低周波電磁界,遺伝子組み換え作物,そして,抗うつ剤と自殺という最近の新聞報道例を取り上げ,リスク報道の現状と課題について議論する.
| 平成18年度第1回マスコミ工学研究会講演会
期日: 平成18年6月8日(木)13:00〜16:00
場所: 筑波大学3L307号室
演題: 社会的ジレンマ解消のための実務的方略
−都市交通問題における態度・行動変容研究とコミュニケーション−
講演者: 谷口綾子・筑波大学講師
概要: 「悪いとわかっているが,自分一人くらい...」.このような意識が引き起
こす社会問題は社会的ジレンマと呼ばれる.社会的ジレンマの様相を帯びた現代
の都市交通問題において根源的な問題は「過度な自動車利用」である.これを抑
制するため,環境リスク・コミュニケーションや説得,態度・行動変容の諸理論
を援用した情報提供やコミュニケーション等により,自発的な態度・行動変容を
促すための施策をモビリティ・マネジメント(MM)という. MMの手法には様々な
ものがあるが,居住者対象,小学生対象,そして公共交通利用促進のためのMMに
ついて,紹介する.
| 平成17年度第4回マスコミ工学研究会講演会
期日: 平成18年2月28日(火)
場所: 筑波大学3L307号室
講演1:17:30〜18:00 演題:メディアの意図的編集を可視化するシステム 講師:角谷政宏(筑波大学)
講演2:18:00〜20:00 演題:暴走する格差論 講師:白波瀬佐和子助教授(筑波大学)
概要(講演2):最近,格差論,不平等論が氾濫している。本講演では,暴走する格差論・不平等論に対する個人的な見解を述べたい。拙書『少子高齢社会のみえない格差』での議論や,最近の経済格差に関する分析結果に言及しながら,「格差とは」「不平等とは」といった基本的な問題から,最近高まる人々の不平等意識を取り上げる。
| 平成17年度第3回マスコミ工学研究会懇話会「赤川先生を囲む会」
期日: 平成17年12月2日(金)
時間: 20時15分〜22時15分
場所: 筑波大学第3学群L棟307号室
話題提供者:赤川学先生(信州大学)
ゲスト:平山るみ先生(京都大学)
| 平成17年度第2回マスコミ工学研究会講演会
期日: 平成17年9月16日(金)
時間: 18時00分〜20時00分
場所: 筑波大学総合研究棟B棟1F公開講義室
講演者: 栗原宏文・愛媛大学教授
演題: ネットを活用したメディアリテラシー教育 〜歴史教科書問題を題材に〜
会場案内:こちらをご覧ください。
| 平成17年度第1回マスコミ工学研究会講演会
期日: 平成17年5月27日(金)
時間: 17時00分〜18時50分(講演会),19時00分〜20時50分(座談会)
場所: 筑波大学総合研究棟B棟1F公開講義室
講演者: 神名龍子
演題: 性的マイノリティとメディア −現象学の視点から
概要:
セクシャルマイノリティはどのように語られ、また自らを語ってい
るのか。このことから、社会とセクシャルマイノリティとの「関わ
り方」が浮かび上がってくる。また、セクシャルマイノリティがメ
ディアで取り上げられる際には、「オカマ」や「ホモ」などの語
が、いわゆる「差別語」として問題視されることもある。今回は、
性同一性障害やトランスジェンダーの例を中心に取り上げ、従来の
運動論の問題点を批判的に検討しつつ、人々の実感に根ざした現実
的で無理のない問題解決(マジョリティとマイノリティとの共通了
解の成立)の可能性について考察する。
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◎ 平成16年度以前に開催した研究会の講演リスト |
◎ 本研究会参加者が中心となり、言論責任保証協会を設立しました。 |
◎ 文部科学省「エル・ネット」(衛星放送によるオープンカレッジ)
で「情報とのつきあい方〜IT時代のメディアリテラシー」と題する講義を行いました(平成15年10月11日,18日,25日(土)放映)。 |
◎ リスク工学研究会で掛谷が講演しました。 |
日時: 平成15年3月7日(金) 17時00分〜
場所: 筑波大学第3学群B棟409号室
題目: 報道の社会的リスクと情報技術
講演のスライドと音声を公開しています。
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◎ 筑波大学視覚メディア研究室
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◎ 言論責任保証協会
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本ページは筑波大学機能工学系視覚メディア研究室により運営されています。